学童で起きうるトラブルの例|保護者の対処法4つも
学童は、仕事と子育てを両立したい方を支援する、社会的に重要性の高い施設です。しかし、学童を初めて利用するにあたって、「子ども同士のトラブルで我が子が傷つく心配はないか」と気になる方もいるでしょう。
当記事では、学童で起きやすいトラブルの例を紹介します。トラブルが起こることを完全に回避することは難しいものの、解決法をあらかじめ把握しておくことは、子どもを守るための有効な手段です。子どもの健やかな成長を助けるために、適切なサポートを提供したい保護者の方はぜひ、参考にしてください。
学童で起きやすい子どものトラブル例
学童には学年や学区、考え方の異なる子どもが通い、同じ場所において、所定の時間を過ごします。そのため、学童においてしばしば、子ども同士のトラブルが起こることは事実です。たとえば、学童では、下記のような子ども同士のけんかが起こる可能性があります。
学童で起きやすい子ども同士のけんか例
- 遊んでいたおもちゃを奪われる
- 冷やかしやからかいなど、言葉の攻撃を受ける
- 小学校の異なる子どもが仲間はずれにあう
- 自分から話しかけても無視される
- 軽くぶつかられたり、叩かれたりする
- ルール違反など、やりたくないことを強要される
- 異性に暴力をふるう
また、学童では、子ども同士のけんか以外のトラブルも発生する可能性があります。たとえば、下記のような内容は、けんか以外のトラブルの代表例です。
学童で起きやすいその他のトラブル例
- 他の子どもの保護者から理不尽な言いがかりをつけられる
- 子どもが学童の備品を壊す
- 子どもの遊びの度が過ぎて、他の子どもを怪我させる
子どもの考え方が子どもによって異なることと同様に、100人の保護者がいれば100通りの教育方針や子どもとの接し方があります。そのため、何らかのトラブルが生じたときに理不尽な言いがかりをつけられることがないとは言いきれません。悪意がなくても子どもが備品を壊してしまい、学童から注意を受けるケースもあります。
保護者が知っておきたい「いじめ」と「けんか」の違い
子ども同士のトラブルは、些細なけんかに過ぎないことも多くあります。保護者は、いじめとけんかの違いを正しく把握し、適切な対処をとることが必要です。いじめとけんかには、次のような違いがあります。
- いじめは上下関係が明確で、けんかには差がない
- いじめはいじめられた子どもが一方的に傷つき、けんかはお互いに傷つく
- いじめはいじめるほうが辞めない限り続き、けんかはどちらからでも辞められる
子ども同士のけんかは、保護者の「些細なことは見守ろう」という共通認識のうえで、容認されるケースがあります。一方のいじめは「許されない行為」としてとらえて、保護者の介入が必要とされるトラブルです。
学童でトラブルが起きた際に保護者が意識すべきポイント4つ
学童でトラブルが起きた際には子どもの悩みが深刻化する前に、早めの対処をとることが大切です。ただし保護者が対処法を誤ると、状況が悪化するケースもあることには注意しましょう。
以下では、学童でトラブルが起きた際に保護者が意識すべきポイントを解説します。
子どもの話を受け止める
子どもから心配事を打ち明けられたときにはまず、話しをしっかり聞いてください。話しをひと通り聞いたうえで、事実関係が不明瞭な部分は子どもに質問して、トラブルの経緯や内容を理解しましょう。
小さな子どもから話しを聞く作業には、多くの時間を必要とすることもあります。しかし、子どもとしっかり向き合い、話し合う時間は、親子の信頼関係を構築するための重要な機会です。
子どもの話しを受け止めたうえで、悩みの原因が主観的な問題である場合は、家庭内で対処する方法も検討されます。たとえば、よそ見をしていた子どもに他の子どもがぶつかったケースです。子どもが「衝突された」と主張しても、「自分自身にも問題があった」と気付かせて、他の子どもを「悪者」と決めつける考え方を改めさせる必要があります。
なるべく子ども同士で解決できるようにする
子ども同士のけんかは、子ども自身で解決させることが理想です。保護者がすぐに介入することは避け、見守る姿勢を持ちましょう。そもそもグループやクラスなど集団生活の場において、けんかが起こってしまうことは、ごく自然な出来事です。保護者が過剰に介入すると子どもが甘えて、成長機会を奪う結果となりかねません。
ただし、けんかの中には、保護者が介入せざるをえないトラブルもあります。下記のような行為が見られた場合はすぐに注意し、反省を促してください。
- 他の子どもに暴力をふるった
- 他の子どもに嫌なことを言った
- 他の子どもの持ち物を、悪意を持って隠したり壊したりした
つまり、自分自身の子どもが度を越したけんかの加害者になった場合は、速やかに介入し、しかるべき対処をとる必要があります。見守るべきか・介入すべきかを適切に判断して、その場の対処方法を決めてください。
学童の先生に相談する
子ども同士で解決が難しいけんかは、学童の先生(放課後児童クラブの場合は、放課後児童指導員などの有資格者)に相談しましょう。子どものお迎えのタイミングで先生に話しかけて、トラブルの概要を報告したうえで、判断をあおいでください。
多くの学童の先生は当人同士に話しを聞くなどの対応をとり、トラブルの解決に努めてくれます。日が経つほど子どもの記憶が曖昧になるケースも多いため、極力早めに相談し、アドバイスを受けましょう。
学童の先生が「相手の子どもの保護者との話し合いが必要」と判断した場合、先方に連絡して、話し合いの場を用意してくれることもあります。学童の先生とは日頃から積極的なコミュニケーションを図り、いざというときにすぐ相談できる体制を整えておきましょう。
必要に応じて相手の親と話す・謝罪する
「他の子どもに怪我させた」などのトラブルでは、相手の自宅を訪問し、保護者へと謝罪します。相手の自宅を訪問する前に電話をかけてスケジュールを聞き、子どもと一緒に訪問しましょう。保護者のみが訪問する方法は、適切とは言えません。子どもは自分自身の行為によって保護者が謝罪する姿を見て、起こした出来事の重大さを理解します。
自宅を訪問するまでに菓子折りが用意できない場合には、後日届ける方法でも構いません。謝罪は早いほど望ましいため、菓子折りを用意することよりも、自分自身や子どもの気持ちを伝えることを優先しましょう。
学童でのトラブルを減らしたい場合は?
学童は、公立学童保育・民間学童保育の二種類に分類できます。学童でのトラブルを極力減らしたい場合は、民間学童保育を選択するのもよいでしょう。
民間学童保育とは、地方自治体ではなく、民間企業やNPO法人が運営している学童です。公立学童保育と比較して預かり時間が比較的長く、スタッフの数や教室の広さなどで子ども同士のトラブルを避ける傾向があり、共働き世帯でも安心して預けられます。また、一部の民間学童保育では、子どもを預けている時間に英語やピアノなどの習い事を受けることが可能です。
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子どもに対して豊富な学び・体験を与えたい方には、民間学童保育の中でも、ウィズダムアカデミーをおすすめします。ウィズダムアカデミーを選択するメリットは、下記の3点です。
- 快適で清潔かつ広々とした空間が一人ひとりに提供される
- スポーツや音楽、プログラミングなど、多彩なジャンルの習い事を受けられる
- 英語の能力向上につながる学習カリキュラムを受けられる
ウィズダムアカデミーでは、オンラインもしくは無料の個別面談によって、保護者からの疑問・質問に回答します。ウィズダムアカデミーについてより詳しく知りたい方はぜひ、個別面談を受けてください。
まとめ
学童で起きやすいトラブルには、子ども同士のけんかやいじめなどが挙げられます。子ども同士のけんかは、保護者の過剰な介入を控えることも検討されるトラブルです。子どものいじめは適切な対処をとることで、早期解決を図ることができます。
学童でのトラブルを極力減らしたい場合は、民間学童保育を選択するのも一つの解決方法。民間学童保育の「ウィズダムアカデミー」では豊富な学びや体験機会を提供しているため、子どもの心身の成長を後押しできます。
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