子どもが3歳までにやるべきこと7つ!なぜ3歳までの子育てが重要?
子どもを育てる上で、親として何をすればいいのか悩む人は少なくありません。家族や友達に相談しても具体的な回答が得られなかった、という経験をしたことがある人も多いでしょう。3歳までの子育てが重要と言われていますが、その意味を十分に理解している人はほとんどいません。
そこで当記事では、3歳までの子育てが重要な理由と、子どもが3歳になるまでにやるべきことを紹介します。子どもが健やかに育つ環境を整えたい人は、ぜひ参考にしてください。
3歳までの子育てが重要な理由とは?
3歳までの子育てが重要と言われる理由はいくつかあります。よく話題になるのが「3歳児神話」「ボウルビィの愛着理論」です。幼児教育をする上で知っておくと役に立つため、覚えておいて損はないでしょう。
3歳児神話とは、子どもは3歳になるまでは母親の手で育てられないと成長に悪影響が出るという考え方です。母親の手で育てられたほうが子どものためになりそうな気もしますが、実際にそのようなことはありません。
厚生労働省の「厚生白書(平成10年版)」によると、3歳児神話には合理的な根拠がないとされています。子どもが3歳になるまでは、「誰が育てるか」よりも「どのような環境で育てるか」のほうが大切です。
出典:厚生労働省「厚生白書(平成10年版)」
ボウルビィの愛着理論とは、子どもが養育者に対してどのような愛着行動をとるのかについてまとめた理論です。養育者との愛着形成に失敗すると「人を愛せない」性格になると、ボウルビィは述べています。
子どもの愛着行動を理解することで、子育てで後悔する可能性が低くなるでしょう。
子どもが3歳までにやるべきこと7選!
子どもが3歳になるまでにやるべきことは下記の通りです。
- 信頼関係を構築する
- 生活リズムを整える
- 絵本の読み聞かせをする
- 運動をさせる
- 自然を体験させる
- 前暗示をかける
- さまざまな体験をさせる
子どもが健やかに育つためにはいずれも大切なことです。それぞれの詳細や重要性について順番に紹介します。
信頼関係を構築する
子どもが3歳になるまでの時期は、信頼関係の構築において重要です。親や祖父母、兄弟などと信頼関係を築くことで、コミュニケーション能力の土台を作ります。
信頼関係を構築するためには、深い愛情で子どもを包み込むことがポイントです。子どもと触れ合う時間を大切にして、積極的に会話をしましょう。
また、子どもが甘えてきたときには、しっかり甘えさせてあげることも必要です。子どもは「自分は愛してもらえている」と感じることで心の安定を保っています。ダメなものはダメと注意することも大事ですが、ときには子どもの意思を尊重して認めてあげることも必要です。
親子の信頼関係を構築するためにも、子どもに対してしっかりと愛情表現をして、積極的にコミュニケーションをとりましょう。
生活リズムを整える
子どもが3歳になるまでに生活リズムを整えることも大切です。規則正しい生活が身についていないと、幼稚園や保育園、学校がはじまったときに苦労します。「日中に眠くなる」「朝起きられない」という事態になりかねないため、なるべく早い時期から生活リズムを整えることが大切です。
生活リズムを整える上で大切なのは、早寝早起きを徹底することです。3歳までは遅くても21時までには眠りにつき、朝7時には起きるという生活をおすすめします。親の帰りが遅いからといって深夜まで起きていたり、大人の都合で夜遅くまで外を連れ回したりするのはやめましょう。
3歳までに生活リズムを整えておくことで、成長してからの学習習慣の定着や睡眠サイクルの安定につながります。
絵本の読み聞かせをする
絵本の読み聞かせは、子どもを健やかに育てる上で重要です。子どもに絵本を読み聞かせることで、語彙力・想像力・コミュニケーション能力などが発達します。また、物語の世界観に没頭することで、集中力や記憶力が高まるため、早期教育にもつながります。
絵本の読み聞かせをする際には、子どもの好き嫌いや性別に関係なく、さまざまなジャンルの絵本を読み聞かせましょう。多くの物語に触れることで、子どもの感情が豊かになります。
とはいえ、絵本は1冊ごとの値段も高いため「何冊も買いそろえるのは難しい」という人も少なくありません。そのような場合には図書館を利用しましょう。図書館は、子ども向けの絵本も多数取り扱っています。定期的に何冊か借りることで、お金をかけずとも子どもに多くの絵本を読み聞かせてあげられます。
運動をさせる
子どもが3歳になるまでに、積極的に運動させることも大切です。
多くの場合、子どもは1歳くらいで歩きはじめ、2歳になると走ったりジャンプしたりできるようになります。子どもは日々の遊びの中でさまざまな体の動かし方を学び、3歳になる頃には基本的な運動機能を完成させると言われています。
「幼い頃からスポーツを習わせたほうがいいのか」という声をよく聞きますが、子どもの健やかな成長という観点からすると、必ずしも特別なことをする必要はありません。走ったり、しゃがんだり、階段を上り下りしたりするなど、日常生活の中で行う運動を遊びとして取り入れることが大切です。
毎日、少しの時間でも構いません。子どもと思い切り体を動かす時間を取り入れてみましょう。
自然を体験させる
3歳までの幼い時期に、自然を体験させることも重要です。幼児期の子どもは、人生の中でも特に感受性が豊かな時期で、自然と触れ合う時間が長くなるほど感性が磨かれます。
自然といっても、海や森などわざわざ特別なところへ行く必要はありません。近所の公園で遊んだり、近くの小川で水遊びをしたりするだけでも十分です。屋外を一緒に散歩するだけでも、子どもの知的好奇心が刺激され、親にとってもストレス発散になるなどさまざまな効果が期待できます。
子どもは、自らの手で自然に触れることで、さまざまな刺激を受けます。ときには想定外のことが起こり驚くこともありますが、それも含めて貴重な体験です。「服や靴が汚れるからダメ」と、子どもの可能性を閉ざすようなことはしないように気をつけましょう。
少し離れたところから、元気に遊ぶ子どもたちを見守ってあげるのが親の役目です。なるべく好きなように遊ばせて、自然を体験させてあげましょう。
前暗示をかける
3歳までの子どもと接する際は、前暗示をかける話し方を意識しましょう。0〜3歳の子どもは冗談が通じず、大人の言うことをなんでも信じる脳の状態です。「まだ子どもであるため分からないだろう」というのは勘違いで、子どもは大人の言葉を素直に吸収します。
- 否定的な言葉
- 下品な話
- 誰かの悪口
- 夫婦喧嘩
上記のような言葉は、子どもの成長に悪影響を与えるため注意しましょう。
育児をする際に「ダメ」と、否定から入る人が多くいますが、否定的な言葉はなるべく言わないほうが無難です。子どもの可能性を閉ざすことになるだけでなく、やる前から諦める大人になってしまうリスクもあります。
「ダメ」ではなく「できる」と前暗示をかけるような話し方を意識してみてください。
さまざまな体験をさせる
3歳までの子どもには、さまざまな体験をさせてあげましょう。子どもが何に興味を持つか、どのような才能を持っているのかというのは、実際にやってみないと分かりません。さまざまな体験をさせる中で、子どもが好きなことや得意なことを見出すのが親の役割と言えます。
また、子どもが何かに熱中しているときは、本人が満足するまでやらせることも大切です。大人からすると意味のないことに思えても、途中でやめさせてはなりません。「1つのことを満足するまでやり切る」という体験は、子どもが成長して大人になったときに、自分の頭で考えて行動するための土台となります。
固定観念にとらわれず、子どもにさまざまな体験をさせて可能性を広げましょう。
まとめ
3歳までの子育ては、人としての基礎を築くために重要です。親子の信頼関係や生活リズムなどの基本的なことから、さまざまな物語に触れたり自然を体験したりすることで、子どもの将来の可能性が広がります。大人になってから自分の頭で考えて行動できるように、子どもに対する言葉遣いにも注意しましょう。
子どもが3歳を超えた場合、学童保育を利用することも選択肢の1つです。民間学童のウィズダムアカデミーでは、子どもの成長に必要な環境や保護者に寄り添うサポートも提供しています。週1回からのご利用も可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。
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