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そろばんは何歳から始めるのがよい?時期の決め方やメリットを解説

そろばんは何歳から始めるのがよい?時期の決め方やメリットを解説

近年では学習塾やスイミング、ピアノなど幼少期から習い事に通っている子どもが多くなっています。そろばんは習い事人気ランキング10位以内に入るほど、人気の習い事の1つです。ただし計算をするというところから、子どもをいつから習わせるべきか迷っている保護者の方もいるでしょう。

当記事では、そろばんを始めるのがよいのか、またそろばんを習うメリットとデメリットを解説します。そろばんを何歳から子どもに始めさせるか迷っている方は、ぜひお役立てください。

 

1.そろばんは何歳から始めるのがよい?

そろばんを始める年齢に決まりはありませんが、幼児期から始めると数字への苦手意識がない状態で始められます。ただし、そろばんは集中力や数への興味も必要なため、お子さんの性格や成長に合わせるのが重要です。

日本珠算連盟によると幼稚園から小学校低学年の間にそろばんを始める子が多く、教室に通っている子どもの平均年齢は9歳です。

  1. Q. そろばんは何歳から習わせたらよいのでしょうか?
  2. A. 一般的には、幼稚園から小学校低学年くらいの間に始める子供達が多いようです。
  1. Q. そろばん教室に通っている子どもの平均年齢は?
  2. A. そろばんを始める年齢は年々低年齢化しており、現在そろばん教室に通っている子どもの平均年齢は9歳くらいだと思われます。

引用:日本珠算連盟「よくある質問(学習編)」

しかし、そろばんを小学校高学年から始めると遅いというわけではありません。あくまでも上記は目安であり、子どもの興味や関心に合わせて通い始めるのがよいでしょう。

以下では、そろばん教室に通い始める年齢の特徴やメリットを解説します。

 

1-1.3~4歳

3〜4歳は脳の成長が活発な時期です。そろばんは右脳を活性化させるため、イメージ力や記憶力の発達が期待できます。子どもが数の概念を持つのも3歳からとされているので、3歳はそろばんを始める年齢の目安となります。

ただし、子どもの成長度には個人差があるため、3歳になったら全員が始められるわけではありません。じっと座っているのが難しい、数に興味を示さないという場合は時期が早い可能性もあります。子どもの様子を観察した上で、判断するのが大切です。

 

1-2.5~6歳

5〜6歳になると、数字を読める子が増えてきます。幼稚園や保育園のような集団生活にも慣れ、年長さんとして先生の話を聞けるようにもなります。そろばんの使い方も理解できるので、そろばんを始めるタイミングとしておすすめです。3〜4歳では早すぎると感じたお子さんも、5〜6歳ならスムーズに始められる可能性があります。

5〜6歳でそろばんを始めると、小学1年生になる前に引き算や足し算に慣れ親しめるのがメリットです。数字に対しての苦手意識がないうちに、抵抗なくそろばんを始められる利点もあります。

 

1-3.6~9歳

6〜9歳は算数の授業で計算を学習しているため、そろばんに取り組む準備ができています。そろばんを習うと計算スピードが上がるため、そろばんを習っていない子どもに比べて算数の授業を楽しく感じる機会が増えるでしょう。

小学生の特徴として、高学年になるにつれて算数に苦手意識を持つ子どもが増える傾向にあります。6〜9歳のうちに計算に自信を持てるようになれば、算数を得意科目にすることも可能です。

 

1-4.9~12歳

9〜12歳は自分の意志でそろばんを始める子も多く、短期間での上達が見込めます。子どもの脳が完成する年齢の目安は12歳です。そのため、小学校高学年から始めても脳の発達に間に合わないというわけではありません。

未就学児や小学校低学年からそろばんを始めると、学校の授業で習っていない内容を理解する必要があります。9〜12歳でそろばんを始めると、かけ算やわり算も習っているので、効率よく学べるのがメリットです。

 

2.そろばんを始める時期の決め方

子どもによって、そろばんを習い始める時期は異なります。効果があるからと無理強いして早いうちに始めても、子どもがそろばんを嫌いになってしまう恐れがあります。そろばんに興味を持てないと、長く学び続けるのは難しいでしょう。

そろばんを始める時期の決め方として、次の2つのタイミングを考慮するのがおすすめです。

 

2-1.数字を理解できるようになる時期

そろばんを扱うには、数の概念を理解する必要があります。数字を読んだり書いたりするだけでは、理解したとは言えません。たとえば、2つ並んだリンゴを見て「リンゴが2個」と認識できるようになったら、理解できています。

3歳頃には数の概念を理解し始めるため、5歳以下のお子さんでもそろばんを習うことは可能です。しかし、子どもの成長には個人差があるため、年齢で判断するのは控えましょう。年齢にかかわらず子どもが数字を理解していれば、そろばん教室に通わせる準備ができています。

 

2-2.興味を持ったタイミング

子どもがそろばんに興味を持ったタイミングで、始めるのもおすすめです。数字に興味を持つ幼稚園年少から始めても、算数が難しくなる小学校4年生前後で始めても効果は見込めます。子どもがそろばんを習うのが楽しそうと思えるように促しましょう。

お友だちや兄弟がそろばん教室に通い始っていると、自分もしてみたいと興味を持ちやすくなります。算数や勉強に苦手意識がある場合は、そろばんは難しくないと伝えるのがコツです。

 

3.そろばんを習うメリット・デメリット

そろばんを習うと、計算力の向上以外にも、思考力や記憶力の向上などさまざまなメリットを得られます。子どもにそろばんを習わせたい場合や、子どもがそろばんに興味を持った場合、デメリットにも注意しつつ、子どもが楽しく取り組めるような環境を整えることが大切です。

以下では、そろばんを習うメリット・デメリットを解説します。

 

3-1.【メリット1】右脳が鍛えられ、発想力やひらめき力が向上する

日本の学校教育は、左脳を鍛える内容に偏っている傾向があります。そろばんを習うと球を弾く動作や見た数字を記憶する行為を通じて、右脳を鍛えることが可能です。学校教育と並行してそろばんを習えば右脳と左脳をバランスよく鍛えられ、脳全体の活性化を図れます。

また、右脳は「感性の脳」とも呼ばれるほど、芸術的な分野と関係性が深い脳です。そろばんで右脳を鍛えれば、AI技術が発展する時代において重宝される「発想力」や「ひらめき力」の向上も図れるでしょう。

 

3-2.【メリット2】頭の回転が速くなる

そろばんを習うと右脳と左脳をバランスよく鍛えられ、情報処理能力を高める効果が期待されます。情報処理能力とは膨大な情報を効率的に理解した上、適切に活用するスキルです。そろばんによって情報処理能力を高めると頭の回転も速くなり、咄嗟の判断が要求される場面で慌てることなく行動できます。

また、頭の回転が速い人はコミュニケーションスキルが高く、人間関係の構築が得意です。幼少期からそろばんを習って頭の回転を速くすると、友達と不要なトラブルを起こしにくくなる効果も期待されます。

 

3-3.【メリット3】記憶力が向上する

右脳は見たものや聞いたことをイメージとして記録することで、左脳の数千倍もの情報を記憶できるとも言われます。右脳で記録した情報は消えにくく、長期間の記憶として残ります。そろばんを習って右脳を鍛えると記憶力が向上し、暗記が得意になるでしょう。

そろばんを通じて培った記憶力は、高校受験や大学受験に向けた学習を進める際に重宝するスキルです。より遠い将来には就職試験対策を進める際にも記憶力が役立ち、子どもの可能性を広げてくれます。

 

3-4.【メリット4】忍耐力が鍛えられる

そろばんでは一般的に級が上がるほど、進級難易度は高くなります。2級や1級に合格するまでに半年以上かかることも珍しくはありません。

そろばん上級者になるためにはすぐ目標達成できなくても諦めず、反復練習に取り組むことが必要です。反復練習を通じて子どもは、社会人になった後も重宝する忍耐力を鍛えられます。

また、努力の結果として目標を達成できた成功体験は、子どもの自己肯定感を高めてくれる重要な要素です。自己肯定感の高い子どもは部活動や受験対策で難易度の高い課題に直面しても諦めず、前向きな気持ちで挑戦できます。

 

3-5.【デメリット1】字が雑になる

そろばんは、スピーディーな計算力も要求される学問です。その一方で丁寧な字で回答することは、それほど要求されません。幼児期からそろばんを習ってきた子どもは雑さが許される環境に慣れて、ノートの字が汚くなるリスクもあります。

さらに、そろばんで回答にかける時間を短縮するためには計算終了後に急いで鉛筆を持ち、字を書くことも必要です。急いで筆記用具を持つ行為を繰り返すうちに、正しい鉛筆の持ち方を忘れてしまう子どももいます。

 

3-6.【デメリット2】筆算が苦手になる

そろばんの上級者になると、複数桁の割り算や掛け算も筆算する必要がなくなります。そろばんをイメージして頭の中で球をはじく「珠算式暗算」を利用すれば筆算しなくても、回答を導けることが理由です。珠算式暗算に慣れるほどそろばんでの計算とは根本的な考え方が異なる筆算を「苦手」と感じ、苦労するケースもあります。

算数のテストでは多くの場合、筆算による計算過程も得点の対象です。筆算に苦手意識を持つ子どもが回答のみを記入すると、減点されるリスクがあります。

 

3-7.【デメリット3】費用がかかる

そろばんは習い事の1つであることから教室に通う場合は、月謝の支払いが必要です。定期的に検定試験を受ければその都度、受験費用の支払いも避けられません。そろばんの月謝や検定試験の受験費用は他の習い事と比較して高いとは言えないものの、掛け持ちする場合には出費がかさみ、負担を感じるリスクがあります。

一部のそろばん教室では入会する際に、一定の教材代がかかるケースもあります。入会時には多くの場合、子どもが使用するそろばんの準備費用も必要です。

 

4.そろばんを習う主な方法を3つ紹介

そろばんを習う方法には主に、家で教える方法と教室に通う方法があります。近年ではそろばんを自宅で学習できるオンライン教室も増加しているため、生活スタイルや子どもの性格に合うものを選択しましょう。

以下では、そろばんを習う主な方法の特徴とメリットを紹介します。

 

4-1.家でそろばんを教える

保護者がそろばん経験者の場合は市販の教材を利用して、家で教える方法も選択肢の1つです。家で教える場合には、送迎の手間がかかりません。保護者が指導を担当すれば月謝を支払う必要もなく、コストを抑えた学習が可能です。

ただし、子どもの性格によっては自宅では気が散り、効率的に学習しにくいケースもあります。また、競争相手がいないと学習のモチベーションを維持しにくい子どももいるため、向き・不向きの見極めが必要です。

 

4-2.そろばん教室に通う

そろばん教室であればプロの講師のサポートを受け、効率的に学習できる環境を提供できます。以下は、そろばんを何歳から習わせる場合も意識したい教室選びのポイントです。

指導体制・講師の人数
基本的には少人数指導の教室ほど一人ひとりに目が届き、手厚い支援を期待できます。生徒の人数が多い場合は複数人の講師がいる教室を選択すると、比較的安心でしょう。
運営方針・目的との合致度
段位取得を目的としてそろばん教室に通わせる場合は、検定試験に挑戦できる教室を選択しましょう。楽しく継続できる習い事を始めさせたい場合は、定期的にイベントがある教室を選択する方法もあります。

地域によっては、理想の条件を満たすそろばん教室が周囲にないケースもあります。その場合はオンライン教室への入会も視野に入れて、子どもにとって最適な選択肢を考えましょう。

 

4-3.新しい学習方法を試してみる

暗算力を強化する目的でそろばんを習わせる場合は「そろタッチ」など、新しい学習方法を試す方法もあります。そろタッチとはタブレット端末上の珠を両手で操作する独自のアプローチにより、暗算力の強化を目指す学習方法です。そろタッチは年長から小学校低学年程度の時期に学習を始めることが望ましく、日々の学習量が多い子どもほど効率的に暗算力を強化できる傾向があります。

そろタッチでも教室への通学で習う方法のほか、オンラインで学習する方法の選択も可能です。そろタッチにはランキング機能があり、オンラインで学習する方法を選択しても競争相手がいることを意識し、モチベーションを高められます。

 

5.そろばん教室に通うなら月謝はどのくらい?

通常のそろばん教室に通う場合の月謝は、約4,000〜12,000円が相場です。そろばん教室によっては月謝と別枠で教材代や冷暖房費がかかることもあるため、事前に詳細を確認しましょう。

ただし、そろばん教室の月謝相場は、通う地域や実績に応じて変化します。都心部のそろばん教室は地方の教室と比較し、月謝相場は高いことが通常です。実績豊富なそろばん教室も生徒の募集難易度が低いことから通常は、月謝相場が高くなります。オンライン教室の月謝は通常の教室と比較して安いことが多く、約4,000〜10,000円が相場です。

通常のそろばん教室・オンライン教室のいずれを選択するにしても、月謝の範囲で習える回数や学習時間には、教室ごとの差があります。極力早くそろばんの上達を目指す場合は、極力高頻度で長時間学習できる教室を選択しましょう。

 

まとめ

そろばんを始める年齢に決まりはありません。日本珠算連盟によると小学生低学年に始める子どもが多いとされています。幼児期から始めると数字への苦手意識を感じず始められますが、早く始めても子どもによっては集中ができないということもあります。子どもがそろばんに興味を持った段階や数字に興味を示したタイミングで、そろばんを始めるか検討するとよいでしょう。

そろばんでの計算は右脳と左脳をバランスよく使うため、頭の回転が速くなったり発想力がついたりなどが期待できます。費用がかかったり筆算が苦手になったりなどのデメリットもあるため、そろばん教室の費用や雰囲気なども見ながら実際に始めるか検討しましょう。

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