習い事をたくさんさせる親の心理|たくさんさせることの弊害とは?

習い事をたくさんさせる親の心理|たくさんさせることの弊害とは?

近年は幼少期から習い事をさせる家庭が多く、放課後や休日の予定が習いごとで埋まっている子どももいます。習い事は子どもの能力を伸ばせる反面、自由に遊べる時間が少なくなるため、バランスの取り方に悩む親もいるのではないでしょうか。

当記事では、習い事をたくさんさせる親の心理や、子どもにとってのメリット・弊害について解説します。子どもに習い事をさせるときに親が考えるべきことも3つ紹介するため、どこまで習い事をさせるか迷っている場合はぜひ参考にしてください。

 

1.習い事をたくさんさせる親の心理とは?

子どもの習い事が多い家庭を見ると、「習い事をさせすぎでは」「私の子どもは習い事が少なすぎるのか」と不安になる親もいるでしょう。しかし、多すぎるように見える家庭でも、親は子どものことを考えて多くの習い事をさせるケースがあります。

ここでは、習い事をたくさんさせる親の心理を4つ紹介します。

 

1-1.継続することに意味があると考えている

「継続は力なり」という言葉があるように、何事もコツコツと続けていれば、いずれ努力が報われて成功できると考える親は珍しくありません。プロスポーツ選手や成功したビジネスマンなどがよく引用する言葉であるため、子どもの成功を願う親が好んで使う傾向にあります。

実際、ある程度の期間同じ習い事を続ければ、実用的な実力がつくケースがほとんどです。また、大きな成績を残せなくても継続してきたこと自体が、子どもの自信や自己肯定感アップにつながります。1つのことを継続する大切さを知り、「人生でつまづいたときも簡単に投げ出さない人間になってほしい」と考える親は、習い事に積極的です。

 

1-2.自分が子どものときにできなかったことをさせたい

自分自身ができなかったことを子どもにさせたいと考える親も、習い事に前向きです。子どものときに憧れていたものの親が許してくれなかった、あるいは途中で挫折した経験がある場合、子どもに習い事をさせるケースが見られます。

また、プログラミング教室など、保護者が子どものときにはなかった習い事が今は一般的になっている時代です。自分にとってはあまり馴染みのない分野でも、「今から学ばせておけば将来役に立つはず」と考える親は多くいます。

 

1-3.礼儀正しい子どもに育ってほしい

子どもが社会に出たとき、どのような場面でも恥をかくことがないよう、しっかりとした礼儀やマナーを学ばせるために習い事をさせる親もいます。習い事の中には勉強やスキルだけでなく、人への礼儀や正しい所作などを学ばせるものもあります。

例えば、野球などのスポーツ系ではグラウンドやコートへ敬意を払い、使用する道具を大切に扱うことを徹底させる点が人気です。和室におけるマナーや和装時に美しく見える所作といった、日本人らしい振る舞いを身につけさせたい場合は、お茶やお花などが選ばれる傾向にあります。

 

1-4.プロスポーツ選手を目指してほしい

習い事にスポーツを選ぶ場合、子どもに「ただ楽しんでほしい」と考える親もいますが、「一流になってほしい」と考える親も一定数います。10代前半からトップクラスの実力を得ている選手は、物心がつくかどうかの年齢から親子一緒にスポーツに励んでいるケースがほとんどです。

そのため、「才能を開花させるなら早いうちに」「今からやればうちの子も」と考えて、さまざまなスポーツに挑戦させるケースは珍しくありません。また、かつてプロを目指して諦めた親が、わが子に夢を託す場合もあります。

 

2.子どもに習い事をたくさんさせることにメリットはある?

子どもに習い事をたくさんさせる主なメリットは、以下の2点です。

・社交性が身につく

たくさんの習い事をさせれば、その分多くの人と出会うことができます。保育園や幼稚園では出会えない地域の友だちができたり、年の離れた相手とのつき合い方を学べたりします。

異なる性格・家庭・年代の相手と交友関係を持つことで、柔軟な対応能力や協調性を自然に発達させることが可能です。幼い頃からコミュニケーション能力を鍛えれば、良好な人間関係を築きやすくなるでしょう。

・子どもの得手不得手に気づける

さまざまな習い事を体験することで、子どもがどの分野に向いているか、あるいは苦手とするかを早期に気づけます。得意な分野に力を入れて伸ばせば、世界に羽ばたける人間に育つ可能性もあるでしょう。

習い事をさせることで、今まで子どもが興味を示していなかった分野への適性が見つかるケースもよくあります。

 

2-1.子どもに習い事をたくさんさせる弊害

子どもに習い事をたくさんさせることには、メリットだけでなく以下のようなマイナス面もあります。

・時間的な制約を受ける

習い事の数が増えるほど、子どもの自由時間は少なくなります。学習系の習い事ばかりを選ぶと、子どもらしく遊ぶことで得られる経験を損なう恐れがあるでしょう。また、子どもが幼いうちは送迎が必須となるため、保護者のスケジュールも制約を受けることになります。

・金銭的な負担が増える

習い事の内容によっては月謝以外にも道具代や衣装代、交通費用などが別途必要です。習い事の数が多ければその分出費は増え、家計を圧迫します。習い事を続けさせるつもりなら、長期的な予算計画が必要です。

 

3.子どもに習い事をたくさんさせてもいい?親が考えるべき3つのこと

子どもにたくさんの習い事をさせることにはメリットもデメリットもあるため、どちらがよいとは一概に言えません。また、ちょうどよい習い事の数は子どもによっても異なります。子どもにさせる習い事の数は、子どもの適性や本人のやる気に応じて柔軟に変化させることが重要です。

ここでは、子どもに習い事をさせるときに親が考えるべきことを3つ解説します。

 

3-1.子どもが前向きな気持ちで習い事に取り組んでいるか

子どもに習い事をさせるときは、子ども自身が「楽しい」「やってみたい」という気持ちで取り組めるかがポイントです。子どもが習い事に納得していなかったり嫌がっていたりする場合、無理に続けさせるとストレスの原因になり、期待した効果が得られない傾向にあります。習い事自体が嫌な思い出として残る上、習ったことが全く身につかない可能性もあるでしょう。

習い事をさせるときに重要な点は、親の希望ではなく子ども自身の希望です。親がやりたかったこと・やらせたいことはあくまでも習い事候補の1つとして考え、子どもの未来を広げられるもの・興味を持てるものを中心に考えましょう。

 

3-2.「習い事に通う」ことが目的になっていないか

習い事に対して子どもの自主性がなくなっているときは、「習い事に通うこと」が目的になっている場合があります。習い事は、「習うことで目標を達成する」ために通うものです。例えば、ピアノであれば「○○の曲をマスターする」、水泳なら「25m泳げるようになる」など、何かしらの目的を持って習います。

達成できれば喜びを感じ、力が及ばなければより一層努力してみようと考えるように、子どもが習い事に対して意志や意欲を持てているか確認しましょう。習い事に対する積極性が見えないときは、継続の有無を話し合うことをおすすめします。

 

3-3.友だちや家族と過ごす時間を奪っていないか

習い事から得られるものは多くありますが、分かりやすい成果を重視した結果、友だちや家族と過ごす機会を奪うことがあります。

友だちと遊ぶ時間は、子どもの健全な成長に欠かせません。人と上手にコミュニケーションを取る能力は、多くの友達とつき合う中でこそ培われます。また、子どもが大きくなれば必然的に家族の時間は少なくなります。子どもが幼いうちに家族で過ごす時間を確保し、信頼関係を築いておくことも重要です。

 

まとめ

子どもにたくさんの習い事をさせる親の多くは、子どもの将来を考えて習い事を選んでいます。子どもに多くの経験を積ませることで、子どもの社交性を伸ばしたり適性を見出したりなど、将来的な選択肢を増やせるでしょう。

しかし、子どもが望まないことや意欲を持てない習い事を選ぶと、かえって子どもに嫌な思いをさせてしまう恐れがあります。子どもが夢中になって学べる質の高い習い事を受けさせたい場合は、校舎でもオンラインでも学べるウィズダムアカデミーをご検討ください。