【乳児・幼児向け】絵本の選び方・ポイント|読み聞かせによる効果

【乳児・幼児向け】絵本の選び方・ポイント|読み聞かせによる効果

絵本の読み聞かせは子どもにさまざまなメリットをもたらすため、最適な絵本を選びたいという人は少なくありません。一方で、書店や図書館にはたくさんの絵本が並んでおり、自分の子どもにどの絵本を選べばよいのか、悩む人もいるでしょう。

当記事では、絵本の選び方や乳児・幼児に適した絵本の特徴を詳しくご紹介します。また、読み聞かせで期待できる効果や、読み聞かせをする際のポイントも分かりやすく説明するので、ぜひ参考にしてください。

 

1.絵本の読み聞かせによる3つの効果

子どもに絵本を見せながら、読んで聞かせるコミュニケーションを読み聞かせと言います。乳児など言葉の分からない子であっても、読み聞かせの中でさまざまなことを感じて、考えます。子どもが絵本に興味を持ち始めた段階で、読み聞かせの時間を作るとよいでしょう。

乳児・幼児への絵本の読み聞かせによって期待できる効果は多くあります。中でも主な効果は下記の3つです。

感情が豊かになる
読み聞かせには、子どもの豊かな感情を育む効果があります。絵本の世界を通して登場人物の気持ちを想像し、疑似的に体験します。「嬉しい」「悲しい」など登場人物の喜怒哀楽や感情の変化を知ることで、子どもの感情は豊かになるでしょう。
想像力が育つ
子どもは読み聞かせの中で、物語を耳で聞いて情景を思い浮かべたり、登場人物の気持ちを考えたりします。想像を繰り返すことで、自然と想像力が養われるでしょう。想像力は、人の気持ちを想像して気遣う力にもなるため、大きくなっても人間関係で役立つスキルです。
言語能力の向上につながる
絵本を繰り返し読み聞かせる中で、子どもは自然と言葉を覚えます。また、絵本に出てくる言葉の表現を真似し、自分の言葉にすることで言語能力が養われるでしょう。言語能力が育つと、自分や人の気持ちと物事の状態を上手に伝えられるようになります。

 

2.【乳児・幼児】絵本の選び方

乳児・幼児は、心身や言語能力が大きく成長する期間のため、子どもの年齢や発達段階に応じた絵本を選ぶことが大切です。また、大人の好みだけを絵本選びに反映させるのではなく、子どもの性格や興味に合った絵本を選ぶと、楽しく読んでくれる可能性が高まるでしょう。

子どもの年齢の対象になっている絵本の中でも、どの絵本を選べばよいのか迷った際は、下記の選び方をするのがおすすめです。

  • 長く読まれている絵本を選ぶ
  • 話題作などランキングの上位になっている絵本から選ぶ
  • 口コミから絵本を選ぶ

長く読まれている絵本には、子どもの成長に必要な要素や、子どもの心をつかむ物語と言葉がつまっています。最近話題の絵本や著名人が描いた絵本、ランキングで上位に挙がっている人気絵本を選ぶのもおすすめです。

また、口コミやレビューを参考にすると、絵本の内容をある程度推測できます。子どもに贈りたい絵本の傾向が決まっている場合は、口コミやレビューから選ぶ方法もよいでしょう。

以下では、乳児と幼児それぞれの子どもに適した絵本の選び方を詳しく解説します。

 

2-1.乳児に適した絵本

乳児期の子どもには、文章にこだわらず、絵を見せて絵本に慣れ親しんだり、楽しんだりする部分を大切にしてください。乳児はまだ文字が読めないため、絵本のイラストがとても重要になります。お父さんやお母さんの優しい声をたくさん聞かせ、だっこして親子のスキンシップを交えながら、絵本の体験を積んでいきましょう。

下記のような特徴を持つ絵本を選ぶのがおすすめです。

文字が少ない
乳児は文字がまだ読めないので、カラフルな色づかいや大きなイラストの描かれている絵本のほうが楽しめます。また、生まれて間もない期間は視力が完全には発達していません。黒や白・赤など強いコントラストのイラストが乳児にとって見やすいです。
音が出る
ボタンを押すと動物の鳴き声や乗り物の音、メロディ音などが流れる絵本は、まだ言葉をあまり理解していない乳児の興味を引くのでおすすめです。成長するにつれて、音を聞いて言葉やメロディを覚えたりする場合もあるでしょう。
仕掛けがある
中開きのある絵本や、丸・四角などの形でページが切り抜かれている絵本、布などの紙以外の素材を使った絵本は、乳児の好奇心をくすぐります。仕掛けを楽しむ中で驚きや感動を感じ、感受性を養う助けにもなるでしょう。
厚紙で破れにくい
乳児は絵本が読み物である認識をまだ持っていない子が多く、破いたりかじったりすることもあります。乳児に贈る絵本は、厚紙で破れにくいものを選ぶと安心です。

 

2-2.幼児に適した絵本

幼児になると言語能力が発達する段階に入り、起承転結を理解できるようになるので、ストーリー性のある絵本を楽しみ始めます。また、幼児期はいろいろな物に興味を持ち、「次はどうなるんだろう」と自分で考える力が成長し始める時期です。展開を予想したくなる物語など想像力を掻き立てる絵本を選ぶとよいでしょう。

幼児には下記のような特徴を持つ絵本を選ぶのがおすすめです。

日常生活に沿った内容
日常生活をテーマにした絵本は、子どもが興味を持ちやすく、登場人物と自分を重ねて物語が楽しめます。絵本の内容によっては日常生活の大切なことを絵本から学ぶ場合もあるでしょう。例えば「歯磨きをしないと虫歯ができる」といった内容の絵本を読むと、子どもは歯磨きの大切さを、絵本を通して楽しく学べます。
ストーリー性がある
幼児には起承転結のある、ストーリー性を持った絵本を選びましょう。ストーリー性のある絵本に慣れ親しむと、読み聞かせの中で想像力が養われます。絵本のキャラクターの失敗や成功を自分のことのように悩み、喜んで、感情も豊かに育まれるでしょう。
友情を描いた物語
幼児期は幼稚園や保育園への入園を経て、友だちとお話したり遊んだりする機会が増える時期です。友情を描いた絵本は、「自分だったらどうするかな」「自分はこう思う」という客観的な視点で読めます。子どもが感情移入しやすいよう、同じ年頃の主人公が登場する絵本を選ぶとよいでしょう。
冒険、挑戦を描いた物語
胸を躍らせるような冒険や挑戦をテーマにした絵本は、子どもが感情移入しやすく、想像力を掻き立てます。絵本を通してさまざまな経験をすると、問題に対して「どうしたらよいのかを考える力」も培われるでしょう。子どもがイメージしやすく、世界観に没入できる絵本を選びましょう。

 

3.子どもに絵本の読み聞かせをするときのポイント

絵本の読み聞かせは親と子どもがコミュニケーションを取れ、親子の絆が深まります。また、子どもが親の愛情を感じることで、子ども自身の自己肯定感が養われるでしょう。

下記では、絵本の読み聞かせをするときのポイントを紹介します。

リラックスかつ集中して読める環境を作る
子どもが読み聞かせで絵本を楽しむには、リラックスかつ集中できる環境作りが大切です。特に大人が集中していないと、子どもも集中して絵本の世界に入り込めません。テレビやスマホの音は消し、時間に余裕を持って読み聞かせを始めましょう。
読み方やページのめくり方に強弱を付ける
強弱を付けたり声色を変えたりして読むと、子どもは絵本の世界に引き込まれ、途中で飽きてしまわずに絵本を楽しめます。また、ページのめくり方にも強弱を付けるのがおすすめです。子どもの表情や反応を見ながら、よいタイミングで絵本のページをめくりましょう。
可能な範囲で子どものリクエストに応える
子どもによっては、「おもしろい」「楽しい」と感じた絵本を、何度も読んでほしいとリクエストする子もいます。繰り返し読むと絵本に対する理解や共感が深まり、愛着が湧きます。もう一度読んでほしいという子どもには、できる範囲でリクエストに応じ、繰り返し読み聞かせをしてあげてください。

 

まとめ

絵本の読み聞かせには、想像力を育んだり言語能力を向上させたりする効果があります。読み聞かせの際には、子どもが集中して絵本を楽しめる環境を整え、読み方やページのめくり方を工夫するのがおすすめです。

また、乳児と幼児では適した絵本がそれぞれ異なるため、年齢や発達段階に応じた絵本を選びましょう。絵本選びに迷ったときは、長年親しまれている絵本や話題の絵本を選ぶのも1つの手です。親の好みに合ったものではなく、子どもの性格や興味に合わせた絵本を選ぶことで、楽しく読んでくれる可能性が高まるでしょう。