プリスクールとは?保育所や幼稚園との違い・良質な施設の選び方

プリスクールとは?保育所や幼稚園との違い・良質な施設の選び方

グローバル化が進んでいる近年、英語教育の必要性が高まっており、早いうちから子どもに英語を学ばせたいと考える保護者は少なくありません。英語を学べる預け先の1つに「プリスクール」がありますが、プリスクールについて具体的に知らない人は多いのではないでしょうか。

当記事では、プリスクールの特徴や子どもを通わせるメリットを紹介します。子どもに合うプリスクールの選び方も紹介するため、プリスクールに関心を持っている人はぜひ参考にしてください。

 

1. プリスクールとは?

プリスクールとは、英語を通して未就学児の保育を行う施設です。習い事として一時的に英語を使うのではなく、施設内での生活におけるコミュニケーションをすべて英語で行います。

なお、「プリスクール(preschool)」自体は英語で「幼稚園」や「保育園」などを指す言葉です。未就学児への英語教育に特化した施設として「プリスクール」を使用するのは、日本特有であると理解しておきましょう。

 

1-1. プリスクールとインターナショナルスクールの違い

プリスクールと間違われやすい施設に「インターナショナルスクール」があります。インターナショナルスクールとは、英語を母国語とする子どもを受け入れ、英語で授業を行う施設です。たとえば、英語圏で生まれて日本に引っ越してきた子どもなどが通います。

「日本の文化や生活に慣れていない子どものストレス軽減」がインターナショナルスクールの主な目的であり、「英語の習得」を目的とするプリスクールとは明確に異なります。

 

2. プリスクールの特徴|保育所・幼稚園との違い

プリスクールの預かり時間は保育所・幼稚園と似ており、中には17時まで預かってくれる施設もあります。しかし、プリスクールと保育所・幼稚園は異なる施設であるため、利用を検討する際は違いを明確に理解することが重要です。

ここでは、プリスクールと保育所・幼稚園の違いを解説します。

 

2-1. 【施設形態】認可外になるが監査を受けている

プリスクールのほとんどは、学校教育法や児童福祉法に定められた基準に該当しないため、「認可外」の保育施設として扱われます。なお、保育所や保育園が認可を受ける場合は、それぞれ下記の基準を満たす必要があります。

保育所幼稚園
職員数

・0歳児:幼児3人あたり1人

・1、2歳児:幼児6人あたり1人

・3歳児:幼児20人あたり1人

・4、5歳児:幼児30人あたり1人

1学級あたり専任教諭1人
設置が必要な施設

・保育室または遊戯室(2歳以上)

・乳児室またはほふく室(2歳未満)

・調理室

・屋外遊戯場

 など

・保育室、遊戯室(兼用可)

・職員室、保健室(兼用可)

・飲料水用設備

・運動場

 など

面積

【保育室または遊戯室】

幼児1人あたり1.98平方メートル

【乳児室】

幼児1人あたり1.65平方メートル

【屋外遊戯場】

幼児1人あたり3.3平方メートル

【園舎】

・1学級:180平方メートル

・2学級:320平方メートル

・3学級以上:1学級あたり100平方メートル

【運動場】

・1学級:330平方メートル

・2学級:360平方メートル

・3学級:400平方メートル

・4学級以上:1学級あたり80平方メートル

出典:厚生労働省「幼稚園と保育所の基準の比較」

認可外保育所の場合、職員数は認可保育所と同様ではあるものの、設置が必要な施設や面積の基準が緩和されます。基準を満たしているかどうか、所轄の自治体から定期的な監査を受けなければなりません。

 

2-2. 【過ごし方】英語メインの環境になる

一般的な保育所や幼稚園で英語を教える際は、通常は日本語を用い、授業やイベントなどで一時的に英語を活用します。小学校から始まる英語教育に備えて「英語に触れて楽しむこと」を目的としているケースが多く、本格的な学習は行いません。

プリスクールでは、日常生活におけるコミュニケーションのメインが英語になるため、英語に関する専門的な知識やスキルを持った先生が集まっています。園でのプログラムも英語に特化した内容が組まれており、運動・音楽・遊びなど、学習方法は子どもたちに応じて多種多様です。

一般的な保育所・幼稚園とプリスクールでは、英語を学ばせるための教育環境が異なると言えます。

 

2-3. 【先生】ある程度の英語力を身に付けている

一般的な保育所・幼稚園とプリスクールでは、勤務している先生の英語力にも違いがあります。

保育士を目指す場合は、厚生労働省に指定された施設を卒業し、保育士試験に合格した上で「保育士資格」を取得しなければなりません。幼稚園教諭になるためには、文部科学省が指定する施設で特定の科目を履修した上で「幼稚園教諭免許状」を取得し、採用試験に合格する必要があります。一般の保育士・幼稚園教諭として働くにあたり、高い英語力を求められることはそれほど多くありません。

それに対して、プリスクールにおいては、ネイティブ講師の補助や、子どもや保護者との英語でのコミュニケーションも仕事内容となるため、一定水準以上の英語スキルや経験が必要です。日常会話レベルの英語スキルを求める施設が多く、募集時に海外留学などの条件が設定されている場合もあります。

 

2-4. 【保育料金】一般的な保育施設より高くなる

プリスクールは一般的な保育施設よりも料金が高くなる点も違いの1つです。日本では保育無償化が行われており、保育所や公立幼稚園、認定こども園の3~5歳の子どもや、住民税非課税世帯の0~2歳の子どもは保育料が無料になっています。

認可外の保育施設が無償化の対象となるためには、自治体ごとに認定を受ける必要がある上に、無償となる金額に上限が設定されています。実際に、私立幼稚園の学校教育費は約331,000円であり、公立幼稚園の学校教育費121,000円を大きく上回る金額です。

出典:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」

プリスクールの料金は施設によって異なるため、かかる費用をできるだけ抑えたい場合は、事前に各施設の料金を比較することをおすすめします。

 

3. プリスクールに子どもを通わせるメリット

プリスクールは一般的な保育所・幼稚園との違いはあるものの、英語に触れる機会が多いからこそ、子どもにとってのメリットがあります。子どもの将来を考えてプリスクールに通わせたいなら、どのようなメリットがあるのか知っておきましょう。

ここでは、子どもをプリスクールに通わせるメリットを2つ紹介します。

 

3-1. 英語力が身に付きやすくなる

小さいころから日常的に英語を学習することで、英語力が身に付きやすくなるメリットがあります。英語と日本語では文法や発音など多くの点で違いがあり、違いを理解するためには長期的な学習が必要です。

小さいころから英語に触れていると、「L」と「R」といった区別が難しい音も早い段階で聞き分けることが期待できます。日常的な活動の中で英語を使うプリスクールでは、自然な形で英語力が身に付く点も魅力的です。

 

3-2. 異文化に親しみやすくなる

プリスクールでは、外国の文化を通して英語を学ぶケースが多くあるため、単に英語を学ぶのではなく異文化を知る機会が増えることもメリットです。近年はグローバル化が進んでおり、小さいうちに異文化に親しむことは、子どもにとって貴重な経験になります。

施設によっては、文化交流の行事を実施している場合もあり、異文化を実際に体験することで海外に興味を持つきっかけにもなるでしょう。

 

4. 子どもに合うプリスクールの選び方|3つの基準

子どもに合うプリスクールの選び方として押さえておきたい基準は、以下の3点です。

教育方針プリスクールに共通した教育方針はなく、施設によって異なります。自分たちの考え方や子どもに対する思いが教育方針と合っているか、確認することがポイントです。
先生の質子どもの英語力向上には、プリスクールで教える先生の質が影響します。体験入学をするなど、あらかじめ先生の様子を確認するとよいでしょう。
サービス延長保育や送迎の有無など、サービス内容も確認してください。サービス内容が充実していれば、保護者の負担も最小限に抑えられます。

「このプリスクールに通わせたい」と考えていても、延長保育や送迎がなく悩んでいる場合は、民間企業が運営している学童保育を利用する方法があります。サービスが充実した学童保育に通わせたいときは、「ウィズダムアカデミー」をご検討ください。

ウィズダムアカデミーでは3~12歳の子どもが通っており、ネイティブ講師が楽しく英語を教えながら子どもたちの成長をサポートしております。半径2km圏内を対象に「お迎えお送り付添いサービス」も実施しており、共働きのご家庭でもお気軽にご利用いただけます。

 

まとめ

プリスクールは日常的に英語を用いて未就学児への保育を行う、認可外の保育施設です。インターナショナルスクールや保育所・幼稚園とは異なるため、混同しないように注意してください。

プリスクールは一般的な保育施設よりも料金が高く設定されているものの、英語力の向上や異文化との交流など、独自のメリットがあります。教育方針や先生の質などのポイントを押さえて、最適なプリスクールを探しましょう。

延長保育や送迎が必要な場合は、英語教育が充実している民間の学童保育「ウィズダムアカデミー」をご検討ください。