夏休みの有意義な過ごし方として、サマースクールへの参加を選ぶ家庭が増えています。学べる内容や期間はプログラムによって異なるため、自分の子どもに合ったサマースクールを選びましょう。
当記事では、サマースクールの概要と参加するメリット、国内・海外の費用相場を解説します。また、親子でサマースクールに参加する費用についても紹介するので、夏休みを利用して子どもに特別な体験をさせたい保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
サマースクールとは?

サマースクール(サマーキャンプ)とは、夏休み期間中に、子どもが普段とは異なる学習や活動を行うプログラムのことです。夏休みが長い欧米では一般的に行われており、日本でも近年さまざまな教育機関や団体がサマースクールを開催しています。
日本国内だけでなく、海外の大学や語学学校が開催するサマースクールに参加することも可能です。有名な学校のサマースクールは人気が高く、すぐに定員に達することもあるため、検討・申込みは早めに行いましょう。
夏休みを利用して、子どもにグローバルな経験をさせたい・新しいことに挑戦させたいと考える家庭では、積極的にサマースクールを利用している傾向です。
サマースクールの種類

サマースクールには、さまざまな種類があります。サマースクールを選ぶ際は、何を重点的に学びたいのかを考えて検討することが大切です。
下記は、サマースクールの代表的な3種類の特徴とメリットをまとめた表です。
語学
特徴 | 短期間で外国語を集中的に学びます。幼児向けのコースや、ディスカッションを行う本格的なコースなど、子どものレベルに合わせた研修を選べます。 |
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メリット | 1日中外国語に触れる環境で、無理なく語学に親しめます。留学に向けた勉強としてもおすすめです。プログラムによっては、英語のほか、中国語やフランス語なども学ぶことができます。 |
アクティビティ
特徴 | サイクリングや川遊びといった野外活動のほか、美術・音楽・演劇といった芸術など、さまざまな活動やイベントを楽しみます。 |
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メリット | リフレッシュをしながら、楽しい思い出を作ることができます。異文化交流・相互理解を通し、人間性を育みます。 |
スポーツ
特徴 | テニス・ゴルフ・乗馬・マリンスポーツなどを経験します。サッカーや野球など、特定のスポーツに特化した合宿型のプログラムもあります。 |
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メリット | 専門のコーチのもと、さまざまなスポーツに挑戦できます。スキルアップを目指す目的で参加することも可能です。 |
サマースクールでは、語学+アクティビティ、語学+スポーツなど、いくつかの種類が組み合わさっているケースが一般的です。語学に特化したプログラムでも、週末にはアクティビティを取り入れるなど、充実したスケジュールが組まれています。
サマースクールに参加するメリット

サマースクールは幅広い年齢に対応しているため、幼児でも参加することができます。下表は、幼児・小学生・中学生がサマースクールに参加するメリットの一覧です。
サマースクールに参加するメリット
幼児 | 身の周りのことを自分で行う自立心や、集団生活におけるルールの重要性を学べます。異文化に対する先入観をなくし、学習の基盤を築きます。 |
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小学生 | 仲間との交流の中で協調性を磨きつつ、豊かな感性を育みます。多様性を受け入れる中で、自分の個性に気づくことができます。 |
中学生 | 海外留学や語学留学など、グローバルな選択肢を現実的に考えられるようになります。進路を決める材料として、貴重な経験を得られます。 |
以下では、幼児〜中学生までの子どもがサマースクールに参加するメリットについて、詳しく解説します。
英語力が高まる
多くのサマースクールでは、日常会話も英語が基本となるため、英語力が向上します。ネイティブ講師による指導のもと、実践的な英語力を身につけることができるでしょう。教科書にはないリアルな英語を学べるので、英会話に必要な表現力やコミュニケーション方法も学べます。
幼児向けの英語コースでは、ゲームや絵本の読み聞かせを取り入れることで、無理なく英語に親しめるように工夫されています。英語に対して苦手意識のある子どもも、楽しいアクティビティを通して抵抗感が薄まり、「もっと英語を勉強したい」と思うようになるでしょう。
多様な文化に触れられる
海外のサマースクールでは、世界各国から参加者を募集しているため、あらゆるバックグラウンドの子どもたちが集まります。さまざまな国の文化や言語に触れることは、子どもの価値観を広げるために大いに役立つでしょう。グローバルな視点から物事を捉えられるようになり、人間性が豊かになります。
日本の学校の集団生活では、規律性や秩序を尊重する傾向にあるため、自分らしさを抑制している子どもも少なくありません。サマースクールでは、お互いの多様性を受け入れる中で、子どもも徐々に本来の自分を発揮できるようになるでしょう。
主体的に考える力が身につく
サマースクールでは、自分で考えて行動するため、主体性が身につきます。慣れない人や場所の中で、悩みながらも自分ができることを一つひとつやり遂げていく経験は、子どもに大きな自信を与えるでしょう。
また、サマースクールの語学プログラムでは、講義以外にも、ディスカッションやグループワークの授業が行われます。これらの参加型の授業では、自分の意見を求められるため、当事者意識を持って物事に取り組む姿勢を身につけることができるでしょう。
【国内・海外】サマースクールの期間と費用相場
サマースクールは、参加する国によって費用相場が異なります。
下記は、サマースクールの期間と費用相場を、国ごとにまとめた表です。
日本
1週間 | 2週間 | 1か月 |
---|---|---|
約3万~7万円 | 約10万~20万円 | 約20万~30万円 |
アメリカ
1週間 | 2週間 | 1か月 |
---|---|---|
約20万~40万円 | 約30万~50万円 | 約50万~70万円 |
カナダ
1週間 | 2週間 | 1か月 |
---|---|---|
約10万~30万円 | 約15万~50万円 | 約40万~80万円 |
ハワイ
1週間 | 2週間 | 1か月 |
---|---|---|
約10万~30万円 | 約35万~70万円 | 約40万~100万円 |
イギリス
1週間 | 2週間 | 1か月 |
---|---|---|
約10万~30万円 | 約30万~60万円 | 約40万~100万円 |
上記はプログラムの費用相場となるため、海外のサマースクールに参加する際は、別途渡航費がかかります。
日本国内でのサマースクールは、比較的参加費用が安く済む傾向です。長期間のサマースクールでも、けがや病気の際に駆けつけることができ、医療機関の心配が少ないというメリットがあります。通える範囲のインタ―ナショナルスクールなどで行われるサマースクールであれば、親元を離れられない幼児でも気軽に参加できるでしょう。
海外のサマースクールの魅力は、留学先で生きた英語を学べることです。現地の寮での宿泊やホームステイといった、貴重な経験もできるでしょう。英語環境の中で学びたいという人や、海外生活を体験したい人には、海外のサマースクールがおすすめです。
親子でサマースクールに参加する場合の費用
まだ子どもが小さい場合などは、親子でサマースクールに参加することも可能です。親子で参加すると、「子どものホームシックの心配が軽減できる」「親の英語力も伸ばせる」といったメリットがあります。
親子でサマースクールに参加する場合の費用は、国や地域によって差はあるものの、1週間で約25万~35万円、2週間で30万~40万円が相場です。食事代や交通費などは含まれないケースも多いので、多めに見積もっておくとよいでしょう。
まとめ
サマースクールとは、夏休み期間を利用して、子どもが語学・アクティビティ・スポーツなどを体験できるプログラムです。参加費用の目安は、日本では約5万~20万円、海外では約20万~40万円で、地域・期間によって差があります。場合によっては、親子で参加してもよいでしょう。
ウィズダムアカデミーでは、幼児から小学生を対象に、サマースクール「夏の学童体験パック」を開講しています。サマーアクティビティや英語タイムなど、楽しみながら学べるプログラムを用意しているので、ぜひご利用ください。
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